Google広告におけるキーワードのマッチタイプ

キーワードのマッチタイプが2021年7月より変更されました。

Google広告にはキーワードそれぞれに「マッチタイプ」というものが設定されています。

  1. 完全一致
  2. フレーズ一致
  3. 部分一致
キーワードのマッチタイプ
キーワードのマッチタイプ

それぞれカバーできる領域が決まっています。
現在の主流は「部分一致」を活用した運用です。

以前には数百のキーワードを入れたり、細かく分けて運用するのが王道でした。

現在ではGoogleの部分一致の精度が非常に高いので、見込み客に効率よくアプローチすることが可能となっています。
キーワードのマッチタイプについて1つずつ説明していきます。

マッチタイプ:「部分一致」

指定したキーワードに関連する検索語句が広告表示の対象となる。つまり、「意味が同じ」と認識したものに関しては広告が表示される。

キーワードの語句そのものは入っていない検索語句に対しても広告が表示される。(検索意図をGoogleが解釈し、拡張される)

より多くのユーザーにウェブサイトをアピールすることができる。
※除外する際の部分一致では意味が違ってくるので注意。

部分一致の例

「テニス_ラケット」と「ラケット_テニス」などの似たようなキーワードを入れても意味がない。(入れる必要がない)
たとえば、部分一致キーワード「テニス_ラケット」と「ラケット_テニス」が重複として認識され、広告ランクの高い方のキーワードが使用される。
費用や検索結果に影響はない。

マッチタイプ:「フレーズ一致」

キーワードと同じ意味の内容を含む検索が広告表示の対象となる。
文言に差があっても、同じ意味に解釈できる場合は一致と見なされる。
また、キーワードに具体的な情報を追加した検索に対しても広告が表示される。

フレーズ一致は、部分一致よりもターゲットを絞り込むことができますが、完全一致よりは柔軟です。
フレーズ一致を使用すれば、自社の商品やサービスを探している可能性が高いユーザーに広告を表示しつつ、さらに幅広いユーザー層も取り込むことができます。
フレーズ一致は、検索語句を二重引用符(ダブルクォーテーション)で囲むことによって表します(例: “テニス シューズ”)。
以下はフレーズ一致の仕組みを示した例です。

フレーズ一致の例

広告が表示されない語句の例

「テニスラケット トレーニングシューズ」

「ランニングシューズ テニス用履いていませんか」

マッチタイプ:「完全一致」

キーワードと全く同じ意味または意図の検索が、広告の表示対象となる。
想定したキーワードに対してピンポイントで訴求できるのが「完全一致」
予算が少ない場合におすすめ。

完全一致は、検索語句を角括弧で囲む(例: [男性用 帽子])

完全一致の例

広告が表示されない語句の例

「男性用 帽子 おすすめ」

「女性用 帽子」

「男性用 テニスシューズ」

マッチタイプまとめ

マッチタイプまとめ

キーワードの除外

除外キーワードの例

フレーズ一致での除外:除外設定したキーワードと完全に一致するキーワードが同じ語順で検索された場合、広告は表示されなくなります。検索語句に別のキーワードが含まれている場合でも除外ワードが全て含まれていて、同じ語順で検索されていれば広告は表示されません。

部分一致での除外:除外設定したキーワードと「同じ語句を含む」キーワードで検索された場合、広告は表示されない。
「語句の語順違い」や、「他の語句を含む」ケースでも広告は表示されない。

除外設定をする際は「部分一致」での除外を行うべきです。